まだまだ書ききれない事はたくさんありそう。
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勝率9割の選択 プロギャンブラーのぶき 2014年9月3日発行
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・今のベストはなにか?と考え、行動し続けること。
・時間というのは、誰にでも平等に流れている。しかし、その使い方で人生は変わってくる。
・「今のベストは?」この1時間のベストを選択し、これを積み重ね、継続する。
・人生とは、今の連続。ベストな人生とは、今のベストな連続でしかなし得ない。
・やるべきことを思いついた場合、新しいスケジュールが入った場合に、後回しにせず、すぐにメモを取る。
・よいアイデアがひらめいた場合は、特に、その場でメモを取る。入浴中なら、お風呂から一度出てでも、その瞬間にメモを取る。
・その瞬間にメモを取る理由は、後に回すと忘れてしまうことが多いためだ。これでは、せっかくあなたの脳が考え出した「あなたの勝因」を活かせないことになる。勝因を見逃すことは、敗因につながる。あなたの脳は、あなたが考えているよりも、とても優秀で献身的だ。
・次の行動を起こすときに、その「今日する事リスト」から「今のベストは何か?」で選択肢を選んでいく。
・すぐには「自分のベストはなにか」と突き詰めることができないかもしれない。しかし、この意識を常に持っておけば、やりたいことや夢が見つかったとき、ビジネスを成功させたいときなど、本当に「勝ちたい」と思う局面で、人生の岐路になるシーンで「じゃあ、そのためには今なにをするのがベストなのか」と考えることができる。
・ベストな人生を送りたければ、ベストな今を決め続けていく。そのための最強のパートナーが「メモ」だ。
・選択に迷ったとき、「人生選択表」をつくって決断する。迷っている各選択肢のメリットを、様々な視点で思いつくままに書き出す。各選択肢のデメリットを、逆側のメリット欄に書き込む。メリットとデメリットが出なくなるまで続ける。自己視点のみで5点満点で点数を付ける。それぞれの選択肢の合計点を計算し、多い方の結果に従う。
・評価する視点はあくまで「自己視点」。納得して決めると、「自分はベストの選択をした」という自信で胸を張れるようになる。
・「なんとなく」「まあいいか」で決めてしまうと、あとでつらいこと、嫌なことがあったときにあっちのほうがよかったのではないかと迷い始める。これは、あなたの意志が弱かったり、優柔不断だからではない。決めるまでの過程に問題がある、ただそれだけのことだ。
・前に進んでいけば、その途中でどこかに必ず壁がある。壁にぶつかったときに「ああ、反対の道に進めばよかった」という思いが頭をよぎると、その気持ちが一番の敗因となってしまう。壁にぶつかったとき、戻って別の道を行ったり、別の道を考えたりせず、「こっちでいいんだ!」「じゃあ、どうやってこの壁を越えようか」と思えるかどうか。この気持ちの強さが重要であり、「ベストな選択をした」という自信があれば、この気持ちは自然と湧いてくる。
・死ぬ気でがんばっても、その壁を越えることができなかったときには、もう一度冷静に違う選択肢を考え直してもいい。その時には、最初に選択をしたときから、時間も経っているし、自分の実力も現実も見えている。モチベーションも変わっているからだ。
・自分の「実力」というのは、「自分がやりたいことを、いかにこなせたか」言い換えれば、「自分の描いた夢を実現させた力」だ。誰かに強制されたものは実績ではない。
・同じことを1日に12時間も13時間も続けられるのは、その人が本気でやりたいことをやっているから。やりたいと思ったことを実行できる能力には、自信を持つべきだ。
・最初から「疲れそうだから」と8割の力しか出さなければ、目標までの道の8割の場所にしか行けない。実際には、もっと力をセーブしてしまい、6割の場所にも到達できないと考えている。
・「ベストを尽くした」「やることはすべてやった」と思えたら、結果はどうであれ、気持ちは晴れ晴れする。しかし、ベストを尽くせなければ、たとえ結果が良くとも、どこか浮かない顔をしているものだ。ベストを尽くさなかったことは、自分が一番わかっている。
・まずはベターの方向へ動いていく。
・勝負の世界において、現状に満足しないで常に改善し続けるという姿勢は非常に重要だ。一つの勝負が終わったときに、その勝負を振り返って、なにか改善すべき点はないかを探してみる。改善点を把握したら、同じミスを繰り返さないように対策を考える。
・勝負の世界はシビアなので、ひとつの勝ちパターンや、一度の勝った経験にすがっていては生き残ることができない。同じやり方で、今月も勝ち続けられるとは限らない。先月と同じ自分では、すでに通用しなくなっている可能性もある。
・まずは「勝てるビジネス」かどうかを見極めることが、勝負以前に必要な準備であり、勝つための大前提だ。
・その分野でどれだけの人が成功し、どれだけの人が失敗しているのか。
・ポーカーの世界には「プロはすべての本を読んでいる」という格言がある。
・ちゃんと準備できたかなくらいの準備では、勝ち続けていくのは無理だ。1回の勝負や、1日、1週間といった単位では勝てるかもしれない、1ヶ月勝ち続けるのは厳しいし、3ヶ月もつことはない。
・どんな環境に身をおいて過ごすかで、理想の自分をつくりあげていける。だからこそ、「なんとか耐えられそうなギリギリの環境に身を置く」ようにしている。
・大切なのは「敗因を減らして、勝因を増やしていく」。たとえ勝因を増やせずとも、敗因をひとつ減らすだけでもいい。それは勝因がひとつ増えたことと同じだからだ。
・結果として、新たなギャンブルでもプロになることができたのは、甘えの利かない環境に身を置き、ハングリーに集中し続けることができたからだ。
・僕がご褒美を設定する理由のひとつに、その方がより走りやすいということがある。
・往々にして、人の意志というのは弱い。自分自身で「がんばる」と決めたにもかかわらず、数分後には娯楽に興じる自分に気づき、自己嫌悪に陥った経験は、誰もが持っているだろう。ピッチャーがキャッチャーミットめがけて球を投げるように、スプリンターが100メートル先のゴールラインを目指して全力疾走するように、目標物があった方が人は前に突き進むことができる。
・まずは、1日のご褒美を決めることから始めてみよう。ご褒美で自分を操縦し、ゴールへ向かおう。
・時代や流れによって、ベストは常に変わっていく。常に対応できるように自分を固定させないことが大切だ。
・よくある負けパターンは「自分はこれで勝てていたから」「こういうことはやったことがない」「自分は変えられない」と、過去のやり方にこだわって型を変えられないこと。
・常に自分をリセットするつもりで挑む。形を変えることができれば、目の前にどんな器が用意されても、動揺したり不安になることはない。ただ水になればいいのだ。
・物事というのは流れの速い遅いはあれど、常に動いている。10年後に、今と全く一緒の物事など存在しない。一見動いていないように見えるものも、実はゆっくり動いているからだ。だからこそ、流れを察知し、自らも変化していく姿勢が必要なのだ。
・長く生き残っている企業やサービスと、消えてしまった企業やサービスの違いは何か。僕は、「時代の変化に適応できるスタンスを持っていたかどうか」だと考えている。
・経験を重ねてもスピーディーかつパワフルに動くことができるのは、世の中を常に新しい目で見ている証拠。視点を固定化しないからこそ、やりたいことや改善点がいくつも出てくるので、止まっている暇はないのだ。
・生きていれば、必ず自分のいる場所や環境は変わる。「安定している」「数年後も今と変わらない」と思うと、そこで思考停止になってしまう。
・不安定を前提にしていれば、常に変化に対する心備えができていく。
・出来事というのは、その波が大きいか小さいかの違いだ。波がないと思いこんでしまうから、「波が来るんじゃないか」と不安になったり、波が起きたときに慌ててしまう。
・何か起きたとき、落ち込んだり慌てたりするのではなく、「この不安をどう乗り越えようか!」と不安をエンターテインメント化する。
・ラスベガスに渡って一人で部屋でひたすら辞書を片手に洋書の専門書を読み込んだ。本に書いてあるテクニックを体で覚えていくため、実践練習を重ねる日々を過ごした。丸3ヶ月、誰とも会話をしないで過ごした。この方法で本当にギャンブルを極めることができるのか、全く先が読めない。たった一人孤独な状態で、極限まで集中して勉強を続けること。これは、想像する以上に心理的負担が大きかった。しかし、その心理的壁を乗り越えたことで、「自分はこんな極限の状態までがんばることができる」さらに、ギャンブルを習得するのに2年の時間を要したことで、「少なくとも、2年は全力を尽くすことができる」ということがわかった。
・スキル性の高いポーカーでプロになってわかったことは、「ポーカーとは、ラッキーが占める割合が大きいゲームほど、人気の出るゲームだった」つまり、スキルの要素が大きいほど衰退していく。なぜなら、初めてカジノに行った人でも勝てるチャンスがある方が、人が集まりやすいからだ。
・「過去の人」にならず、今を生きていくこと。そして、今を生きていくために「ときには恐れずリセットする英断が必要なこと」を、覚えておいてほしい。
・ポーカー界の常識では「対人思考力にはレベルがある」「プロならレベル3の視点を持て」という格言がある。
・「レベル1」は、自分のカードだけを見て、いいか悪いかを判断し勝負する、いわば相手は関係なく、自己中心的な思考で物事を判断する。「自分→自分」の視点。
・「レベル2」は、相手に対して「今、どんなカードを持っているか?」と探る段階。「自分→相手」の視点。
・「レベル3」は、「相手→自分」の視点。目の前の相手から自分がどう見えているかを考える段階。相手からの視点も判断材料に入れた上で戦略を立てていく。
・こちらのコントロール次第で、相手を弱気にさせることも、油断させることもできる。そのためには、相手が今の自分をどのように捉えているか、というのを把握していなければならない。
・能力を高めるときには、バランスが重要だ。なぜなら、理論ばかりで、実際の経験が足らなければ、頭でっかちで柔軟性を欠いた思考になってしまう。一方で、経験ばかりで理論がなければ、さまざまな手法を知ることもない。どうすれば効率的に成長できるかもわからない。
・理論9で経験1よりは、理論1で経験9の方が、まだ可能性がある。なぜなら、経験を積んでいれば、それまでの過程で必ず失敗もしているからだ。失敗から学ぶことができれば、次に同じ失敗をしないように心がける。そうすれば、敗因がどんどん減っていくことになる。敗因を少なくするということは、勝因を増やすことと同じ。
・本当に自分の能力を高めたいのであれば、他人から盗めるところは徹底的に盗む。「どんな人でも、自分より優れた部分を必ず持っている。それを貪欲に盗め」と言っている。
・熱く話していて自分の口から発した言葉が、「自分でも気付いていなかった自分の考え」ということもある。だから、「人へ積極的に話しかけ、相手の優れた部分を盗み、自ら発するものからも気づきを得る」これがプロの姿勢だ。
・得たものは鵜呑みにせず、一度ゆっくりと熟考し、よく咀嚼してから、「どれが使えるのか、使えないのか」というのを取捨選択していく。
・常識と言われることを試してみて、もしダメだった場合、あるいは常識の範疇で生きていて「なにか違うな」「うまくいかないな」と思ったのなら、あえて非常識な選択をするという道も残されている。考え方として、「違う道もある」「この外にも世界は広がっている」と思うだけで、心に余裕ができ、思考がクリアになる。
・自分の夢にたどり着きたいのであれば、生活費を下げてプロラインを引き下げることが勝因になる。「プロライン」を越えるとは、その夢だけで必要な生活費をすべて稼ぎ出せるようになったということ。
・世界各国で共通する概念が正しく、共通しない概念は正しくない可能性が高い。
・過去の運に「よかった」「悪かった」と判断することはできる。でも、未来の運は誰にも読めない。
・僕は15年以上も世界を周り続け、世界的な視野を得ることができた。「日本人として生まれた」ただこれだけで、世界のトップ5%に入るラッキーな人生だと感じている。
・実力をつけて運に左右されない自分をつくる、さらには運という概念をミニマム化していくことが重要だ。
・「今日は運が悪かったから」と片付けてしまうと、そこで思考停止してしまう。実力を伸ばすことしか考えない。これがプロの戦い方であり、勝負の鉄則だ。
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