さっそく実践してみたので、ここに転記します。
ややこしいですが、最初に実践した本も本田さんの本。
テキスト入力は、打ちやすい MobileGear for DoCoMo (通称ドコモバ)。
CFカードでMacに取り込んで印刷して持ち歩き。
最初データは Dropbox に入れていたが編集しづらいので今は Evernote に。
これで、
iPhoneでもiPadでもMacでも編集しやすくなった。
それでは、「レバレッジ・時間術」のレバレッジ・メモです。
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レバレッジ時間術 本田直之 2007年5月発行
・知識労働の世界は、時間で労働成果を測ることができません。どこまでやれば終わりという基準もなく、ある意味、永遠にやっても終わりません。 ・重要なのは、時間の多い少ないにかかわらず、いかに大きな成果を上げるかということ ・ホワイトカラー・エグゼンプションの根本にあるのは、労働時間に対して賃金を支払う仕組みから、成果に対して賃金を支払う仕組みへの転換 ・成果を残さなければ給料をもらえないという社会は、もう目の前に迫っている。時間の長さより、時間をいかに効率よく使いこなすかを、誰もが真剣に考えなければならない時代が来ている。 ・時間を意識している経営者ほど、より多くの収入を得ている。採算度外視の経営がありえないのと同様、時間度外視の仕事もありえない。 ・具体的に時間を投資するとはどういうことか。その核は、仕組みをつくるために時間を使うということ。短時間で効率的に同じだけの成果を上げるための仕組みをつくるために、10時間なり15時間なり考えたり、方策を練ったりする。たしかに最初に時間はかかるが、その後はできあがった仕組みを利用すればいいだけ。新たな労働時間は発生しない。 ・お金を貯めるための、最も確実な方法は、収入のうちの一定額をあらかじめ貯蓄に回し、残ったお金で生活をするという方法。時間の使い方もこれとまったく同じ。 ・暇ができたら本を読もう、時間が余ったら新しい事業について勉強しようと思っていても、「いつか」「そのうち」というときは永遠にやってこない。重要なのは、「やりたいこと」「やるべきこと」の時間をあらかじめスケジュールから天引きしてしまうこと。 ・時間の天引きには、時間資産を増やすということのほかに、もう一つ意味がある。「天引き」をするためには、そのことにどれだけ時間をかけるかを決めなくてはならない。そうすると「締切効果」が生まれて、その時間内で成果を出すことを考えるようになる。 ・増えた時間は原則として、新たな仕組み作りや新しい事業、自己投資など、再投資に回すべき。これを繰り返せば、年間で何百時間も時間資産を生み出せる。 ・新しい方法を、自分の仕事や生活のサイクルの中に組み込み、ずっと実行しつづけられる再現性を持たせることが「仕組み化」。 ・ルーチンの部分を仕組み化し、かかる時間を極力カットすることが、時間投資の第一歩。それで得られた時間を、わずかでも成果が上がりそうなところに再投資していけばいい。 ・経営者は会社に行かなくても成果さえ上げていれば、責任を果たしていることになる。そのような場合、どこに時間投資をするのか。会社の数字を定期的に見て、状況の善し悪しを即座に判断する必要があるため、一目見て状況がつかめるデータ整理の仕方を考えるとか、すばやく分析できるようにマニュアルをつくるために時間投資する必要がある。 ・「レバレッジ・リーディング」で紹介したのは、最初に決めた目的のために、役立つ部分だけを引っ張ってくるという、ビジネス書の多読法。重要なポイントはゆっくり、そうでないところは読み飛ばす緩急をつけて読む方法。 ・「まったくするべきでないことを能率的にする。これほど無駄なことはない」P・F・ドラッカー ・知識労働社会で求められるのは成果。労働時間の短縮に比例してアウトプットも減ってしまうのであれば、仕事を失って、プライベートな生活までが脅かされる恐れがある。 ・本来の「ワークライフバランス」とは、まず遊びや休養などプライベートの時間を確保して残りの時間で働く、ということではなく、効率的な仕事をして成果を上げつつ、自動的に時間資産が増えるシステムをつくり、その不労所得的な時間資産によって、仕事と生活とのバランスを取っていくのが、あるべき「ワークライフバランス」。 ・課題があってこそ、なんとかしよう、より良くしようという頑張りが利く。実際、課題をしっかり持っている社員は成長も速い。 ・課題とは問題点のようなネガティブなものではなく、ポジティブなもの。 ・どうすれば今よりよくなるかを考えることが課題。課題と成果とは表裏一体の関係。 ・成功している人は、皆、それぞれのやり方で、将来のゴールから逆算して、今何をすべきかを決めるというスケジューリングを実践している。 ・試験勉強のポイントは、知識のインプットや暗記にとりかかる前に、何をどの程度まで勉強したらよいのかという勉強法の検討に、十分に時間をかけたということ。 ・過去にどういう分野から出題があったかを、徹底的に研究し、これによって、集中的に勉強すべき部分とやらなくてもいい部分が明確になった。 ・試験が60%で合格なら70%程度を得点できる方法を徹底的に研究した。 ・ゴールに向けての最短距離を探すことに時間を投資すれば、実際の勉強にかかる時間を効率化し、合格という大きな成果をあげることができる。 ・時間割とは、自分自身にアポイントメントを入れておくようなもの。一度決めてしまえば、毎日「今日は何をやらなければいけないのか」と頭を使わなくても、自動的に体が動くようになる。 ・時間割を決めて、ムダなことに頭も時間も割かない。そこから生まれた時間資産を重要な経営判断にあてて、成果を上げる(花王の後藤卓也会長、ファーストリテイリングの柳井正会長) ・私にとってタスクリストをつくる作業は、地図を見て目的地へ行くための最短ルートを探すようなもの。 ・「タスクリスト」があくまでも成果を出すための俯瞰逆算リストであるのに対し、「ToDoリスト」は、目先の仕事をこなすことに主眼を置いた、順行の積み上げ型リストというイメージ ・制限時間を意識していれば、成果につながらない仕事は最初から排除される。 ・ランク付けが必要なリストは、限られた時間の中で成果を上げるように取捨選択されていないリスト。 ・備忘リストを作るのは、「誰かに電話しなくちゃいけなかったんだけど」といったような、思い出す時間をカットするため。 ・チェックリストは、ルーチンワークの「仕組み化」の一環。毎日同じことをやっているのに、いちいち考えるのは時間のムダ。 ・セミナー開催のノウハウを作り上げるまでには、多大な時間と労力が費やされている。チェックリストをつくるとは、それを「仕組み化」し、再現性を持たせること。 ・つくったカレンダーや予定表、タスクリストなどをつくりっぱなしにしないで、絶えず目で見て確認すること。 ・社員が忘れるのは単なる「うっかり」、そういう社員に「忘れるな」と叱ったところで、あまり効果はなく、お互いに労力を使うし、気分もよくない。それよりも大事なのは、うっかり忘れない仕組みをつくること。 ・生活をパターン化する「時間割」をつくるのは窮屈でつまらない。堅苦しい発想でいい仕事ができるはずがないという人もいるだろう。しかし、それが楽で快適なスタイルなので提案している。 ・やることが決まっていれば、頭も体も自動的に動いて、ムダな思考や行動が入る余地がない。 ・毎日毎日「今日は何時に起きよう」「何時に食事をしよう」などと考えて行動するのはそれだけで時間のロス。また、睡眠や食事の時間が日によってバラバラでは、心身のリズムが狂いやすく、疲労の原因になる。 ・一日の時間割をつくる大きなメリットは、一つ一つの行動に時間の枠を設けることで、その枠内で完結させようというモチベーションが強く働く。限られた時間の中で一定の成果を上げるために、やる必要のないムダなことが排除され、時間密度がぐっと高まる。 ・ルーティンワーク化するということは、無意識化するということ。繰り返すことで体が覚える。無意識だから苦にならない。そういう状態を一般的には「集中している」と呼ぶ。(池谷いけがや裕二) ・「時間割」は、あくまで成果というリターンを得るための時間投資。規則正しい生活を送ることそれ自体が目的なのではない。 ・知識労働社会で求められているのは「時間内は真面目に働く」働き方ではなく、「同じ時間で、より効率的に働く」「同じ時間内で、より多くの成果を出す」働き方。 ・まず「成果」というゴールありき。それをクリアするために、俯瞰逆算スケジュールによって割り出したタスクを、確実に実行する「仕組み」が「時間割」 ・面倒なこと、苦手なことほどパターン化させてしまうのが、ストレスをためずに処理する方法。「机の上を片付ける」ことも目的は、きれいにすることではなく、捜し物をしないで済む環境を整えること。 ・制限時間を意識して仕事をするのと、時間感覚を持たずにダラダラと仕事をするのとでは、集中力がまったく違う。 ・タイムリミットを設けずに、徹夜すればいい、朝までに終わらせればいいと思っていたら、おそらくいいアイディアは浮かんでこない。睡眠不足と長時間労働で疲れ果てるのが関の山。 ・時間に区切りを付けると、人はその中でできることを真剣に取捨選択して考えるようになる。その仕事に5時間しかあてられないのであれば、5時間を最も効果的に使えるよう頭を働かせるはず。 ・若いうちから「限られた時間の中で、いかに成果を上げるか」「どう工夫すれば速く終わらせられるか」を常に考えて仕事をすることは、その後の人生で時間資産を築いていくための、格好のトレーニングになる。 ・「夜はどうでもいいから朝は早く起きる」ところから始めてみる。早起きに必要なのは、「早寝早起き」ではなく、「早起き早寝」という発想。 ・「ビフォア9」の使い方で人生が変わる。アメリカのビジネスパーソンにとっては、早朝の出社前の時間にトレーニングをしたり、ブレックファースト・ミーティングを行ったりすることはもはや常識のようだ。 ・昼寝の理想は昼食後すぐ。まずいのは午後三時以降。これ以降に寝ると体内時計がずれ、夜眠りにくくなる。 ・昼寝の前にコーヒーを飲んでおくと効果的。カフェインの覚醒作用は、体に取り込んで30分後ぐらいから効き始める。 ・週末の朝寝坊はデメリットのほうが大きい。最大の問題は、体のリズムが崩れてしまうこと。 ・脳は睡眠中に、起きている間にインプットされた情報を整理し、残すべき情報を記憶として定着させる作業をしている。 ・試験など大量の暗記が必要になったときは寝る1時間前を暗記の勉強にあてる。翌朝どれくらい覚えているかチェックし、忘れていたことは、その場でもう一度記憶する。夜にインプット→睡眠→朝に復習というパターンが効率的。 ・休日は「しないこと」を決めている。しないことは、仕事。 ・ビジネスの過去問は、「ビジネス書」 ・テレビはつけているとついダラダラと見てしまう。録画して、必要なところだけを見れば時間を節約できる。 ・言い訳するのは、単にみっともないだけではなく、何の解決にもつながらない。他人のせいにしているかぎり、自分を変える力はけっしてつかない。言い訳するのが、くせになってしまうと、結局、状況だけがどんどん悪化し、ますます他者への恨みが募ってくるという悪循環に陥る。 ・「会社員だから自分の思うとおりにならない」「忙しいからしかたない」と思っている限り、けっして効率的に時間を使えるようにはならない。重要なのは、自分の時間は自分でコントロールするという意識。時間に対してアクティブになって、「時間に追われずに成果を上げる生活」を実現してほしい。
印刷しました。^^
返信削除ご利用ありがとうございます!(笑)
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